心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
今年も一年を無事に過ごすことができました。
またたくさんのお客さまとのご縁に恵まれた年でした。
みなさんからいただいた応援と励まし、そしてお力添えとご縁に感謝いたします。
じつは今お伝えしたい気持ちは12/27に投稿した「スケジュールのご案内」に書いた通りで、そこに付け加える言葉はもうないなあと思っているところで、今日はただただこの一年の御礼をお伝えしたくてこのブログを書いています。
と、思ったのですが、そう言えば。
3日前に東京カウンセリングルームの大掃除をしたんです。カウンセラー仲間と一緒に。
(にしむらみくカウンセラーのブログを読んでいただくと、私がすごく働いている感じに見えるでしょう)
毎年ピカピカになったカウンセリングルームを見渡すと「毎日いつもこれくらい綺麗なお部屋だったら私もお客さまも気持ちよく過ごせるのになあ」(※普段もキチンと掃除はしていますが)と思うのですが、これって心の世界でも一緒かもしれないですね。
私たちが普段の生活、人との関わりの中で、つい我慢してしまった気持ち・飲み込んでしまった言葉、感じていたはずの心の痛みなどを、抑圧して(心のどこかに隠して)無かったかのように扱ってしまうことが良くあります。
それは自分の本当の気持ちを見なかったこと、大切にしなかったことになって、その度に心は痛みを覚え、小さな傷がついていくわけです。
透明なガラスについた小さな傷を想像してみるといいんじゃないかと思います。
最初はほんの小さなもので範囲も狭ければ、それほど気にならないのですが、手を付けずに放っておくと傷はしだいに増えて、まるで全体が擦りガラスのようになり、向こう側が見えにくくなっていきます。
心理学では、私たちの顕在意識(表面意識)より少し深い層には潜在意識が、そしてさらに奥深くには無意識の層があると言われています。
もし潜在意識にたくさんの傷がついていて擦りガラスのようになっているとしたら、心のさらに奥にある無意識にあるものを見通すことが難しくなってしまうんですね。
と言うのも、無意識という場所には、私たちの「本当の願い」「真実の愛」「人生の目的」などが仕舞われているようなのです。
それらをどう呼ぶか、言い方は色々なんでしょうが、どうやら私たちにとって自分が自分であるためのエッセンスとなる「大切な何か」が眠っている場所だということです。
何が言いたいかもうお分かりでしょうが、無意識の一つ手前の層の潜在意識が擦りガラスのようになっていたら、私たちが「大切にしたい何か」に気づけなくなってしまうんですね。
感情を抑圧しすぎたり、自分よりも周りの気持ちを考えすぎた結果、自分が何を好きで本当は何がしたいのかが分からなくなってしまうのは、こういった理由があるからなんです。
直観とか、心の声とか、理屈を超えた部分で受け取れるはずのものに対しても鈍感になってしまうこともあります。
感情を解放すること、心を癒すことが大事なのは、この心の傷をクリアにして無意識にしまわれている、みなさん一人ひとりが守りたい「大切な何か」に気づいて繋がり直すため、もう一度それを人生の真ん中に取り戻す為なんですね。
綺麗になったカウンセリングルームを気持ち良く感じるのは、隅々まで手をかけて埃や汚れを落として、しっかりと大切な場所を大切に扱ったからですよね。
これを心の世界に置き換えるなら、
見ないことにしてきた痛みに気づき、抑圧した感情を細やかに感じてみる、そして自分の内側と丁寧に向き合い、「大切な何か」の声を聴いていくことが、心から気持ちよく生きることに繋がるはず。
今こういったことをあらためて思い返しているということは、来年はこれまで以上にお客さまの「大切な何か」に寄り添っていくことになるのかもしれません。
そして私自身もいつも自分自身を癒すことを忘れずに心をクリアにしていこうと思っているところです。
本当に今年もありがとうございました。
それでは、来年があなたにとって素晴らしい一年になりますように。
心理カウンセラー
近藤あきとし
大掃除の後に食べたピサンゴレン(揚げバナナ)。甘味は間違いなく私の大切にしたいモノです。
では、これから『孤独のグルメ 大晦日スペシャル(生放送)』を見ながら年越しそばをいただきます。