「パートナーに頼るってどうしたらいいの?」という人へ(2)

いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。

7月30日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。

こんなことについて書いてます 

  • 頼れない人、受け取れない人は「助けたかったけど助けられなかった誰か」への罪悪感が根っこにある場合が多い。
  • 「私がいたから迷惑をかけてしまった。」という間違った誤解から、周りの愛を拒否してしまうことに。
  • 「私はこんなことを望んじゃいけない」そう思うルーツとなる体験ともう一度向き合うことから始める。 (※エクササイズもご紹介しています)


●「パートナーに頼るってどうしたらいいの?」という人へ(2)

前回お届けした記事では↓

自立的に生きてきた人が、周りの人やパートナーに上手く頼れないことで起こる問題について書いてみました。

記事をUPしてから、

「私も同じで彼(彼女)に頼れないんです」
「私がやった方が早いし上手くいくので、頼るタイミングが分からないです」

といったお話で多くのかたがカウンセリングを受けに来られました。

「お願いするなんて考えるだけで、気持ち悪くなってくる」

なんて人もいましたね。

私も人のことは言えませんが、自立も極まると本当に生きづらくなってしまいますし、自分の人生を好きに生きて良いはずなのに、なぜか不自由でイライラすることが多くなってしまうものです。

そんな場所から一人でも多く抜け出して、みなさんが「コレが私」と堂々と言える自分で生きられるように、役立つヒントを今日もお届けしていきます。

◇◇◇

では、続きをお送りしていきますね。

前回の記事でこんなことを書きました。

そんな人の(心に隠れた)人生のスローガンは「私は誰にも迷惑をかけたくない」だったりします。

そして多くの場合、そんな人たちには、かつて一生懸命頑張って助けようとしたけど助けられなかった誰かがいるか、逆にすごく迷惑をかけられて苦しんできた体験があったりします。

たいていの場合、上の例で言う前者「頑張ったけど助けられなかった誰か」に対して罪悪感を抱えているケースが多いのです。

例えば、両親の夫婦仲が悪かったり、お金や仕事、病気などの問題を抱えていた場合。

子供ながらに夫婦の間に流れる空気を読んだり、家庭の事情を考えて、甘えられなくなって遠慮することが癖になっている人は少なくないんですね。

本来であれば、欲しいモノをねだったり、甘えたい欲求を我慢せずに出せるのが子供です。

しかし上のような事情があると、欲求を押さえて抑圧することはもちろんですが、それ以上に

「お父さんとお母さんの仲を何とかしないと」と思って二人の間に入ってとりもとうと頑張ったり、

できるだけ家族の負担にならないように、迷惑をかけないこと(親が不安を感じないように)が最優先事項になったりするんですね。

また言われなくてもお手伝いをして助けようとすることもあります。

両親や家族の問題を、まるで自分の問題のように感じてしまうといつも不安が消えないことが当たり前になります。

すると、なんだかただその場にいるだけではいけないような気がして、
「やりたいこと」より「やらないといけないこと」ばかりして見つけてしまったり

「自分が生まれてきたこと自体がいけないこと」だったかのような罪悪感を抱えてしまって、「私が迷惑な存在」のように思ってしまうこともあるんですね。

まるで

「私がいたから、大好きな人に迷惑をかけてしまった」

かのように感じてしまうわけです。

◇◇◇


もちろん、これは勘違いなのですが、こんな体験を子供時代にしている人が成長して、大切な人(パートナーや友人・家族など)たちに関わろうとすると、

【迷惑をかけないこと、負担にならないこと】が最大の愛情だと思ってしまうのです。

人によっては、

「私がいなくなることが一番の貢献になる」

と思って、関係を切ろうとすることもあります。

これらは考えてそうしていることは少なく、大切な人と関わるときに無意識的なパターンとして出てくることが多いのです。

あなたのこれまでの男女関係で、パートナーとの親密感が高まるのを感じたり、相手がより多くの愛情を注いでくるのを感じると、とたんに受け取れなくなったり、逃げ出したくなったことはなかったでしょうか?

もし覚えがあったとしたら、相手の迷惑にならない・負担にならないことが、あなたの愛する方法になっている可能性があるかもしれません。

さらに言えば、あなたがパートナーを助けること、支えることは大丈夫だと思います。

むしろ進んでやりたくなることかもしれませんよね。

なぜなら、それだったら相手の迷惑にならないからです。

でも、パートナーに頼ったり、助けてもらったり、弱みを見られたり、お願いしたりするとなると、

「私って迷惑じゃない?」
「あなたの負担になってない?」
「きっと邪魔しちゃってるよね?」

という気持ちと不安がドッと出てきてしまいます。

それは両親の為、家族の為にたくさん頑張って、
犠牲的に与えてきたことが報われなかったことや、いちばん認めて欲しい人に認めてもらえなかったという痛みが、心の奥にあるからなんですね。

あなたにとって愛を感じたい人であればあるほど、その相手に頼ろうとすることは

「私は大切な人の役に立てなかった」

という無力感と自己嫌悪が、耐えがたいほどに罪悪感を刺激することになってしまうのです。

自分が迷惑になった、役に立てなかった時の心の痛みを、もう二度と感じたくないと思っている度合いだけ、大切な人の愛情であっても受け取れずに拒絶してしまうのです。

私たちは痛みを避けるためなら、どんなことでもしてしまう時があるものです。

それが例え幸せのチャンスを逃すことであったとしても。

あなたがパートナーに頼れないことで悩んでいるとしたら、心の中でこんなことが起きているからかもしれませんね。

◇◇◇

もっと受け取れるようになりたい、パートナーとお互いに支えあい助けあえる関係を目指したいのであれば、

あなたは過去にいったい誰のどんな助けになりたかったのか?
あるいは何が迷惑になったと感じてきたのか?

自分の心と向き合ってみる機会と時間を持ってみると良いと思います。

すると間違った思い込みが解けて、もっと楽に幸せを受け取れるようになれますよ。

最後にヒントを得られるエクササイズをご紹介します。

できれば紙に書き出しながら取り組んでみるとイイですよ。

<エクササイズ>
Q1.最近、あなたの周りで、誰かが甘えたり頼ったりしているのを見ていてイライラしたのは、どんな状況だったでしょう?

Q2.あなたが本当はお願いしたいのに、相手に気を遣ったり、迷惑にならないか遠慮してしまって頼れないことはどんなジャンルでしょうか?(具体的なお願い事まで書けるとベストです)

Q3.「こんなことをお願いしちゃいけない、望んじゃいけない」そう思ったルーツは、どんな体験からでしたか?

出来る範囲でチャレンジしてみてください。

そして最後に、「もう受け取って良いんだよ」と自分に言ってあげましょう。

受け取ることを自分に許可できた分だけ、人生は本当に欲しいモノをあなたにプレゼントしてくれますからね。

※また、エクササイズに取り組んでみて感じたものを踏まえたうえで、カウンセリングを受けるとよりピンポイントで癒すことができますし、解決への道も見えやすいと思います。


次回も続きをお届けします↓
2016/8/14「パートナーに頼るってどうしたらいいの?」という人へ(3)」

***

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

※参考記事です↓よかったら読んでみてください

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