パートナーシップでどちらを選ぶか迷ってしまった時の処方箋

心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。

7月3日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。

●パートナーシップでどちらを選ぶか迷ってしまった時の処方箋

カウンセリングをしていると、クライアントさんが迷っていることが伝わってくることがよくあります。

たとえば、
「急にパートナーが音信不通になってしまった。いつまで待ってたらイイの？」
「Ａ君とつきあってみたけど、やっぱりＢ君の方がよかったかな？」
「離婚した方が良いんだろうけど、生活のためには我慢して今のままでいるしかないのかな？」
「浮気して別れた元彼が何度も連絡してくる。スルーすべきなんだろうけど一度話してみたい気もするし・・・どうしよう？」

パートナーシップ以外でも、
人間関係・仕事・趣味・健康など、人生のあらゆるジャンルで迷ってしまう場面が出てきます。

人生の悩みは、選択の悩み。とも言えるかもしれないですね。

どちらにすれば良いのか？選択の迷いはどこでも出てきますが、そんな時はいったいどうすればいいのでしょう？

＊

まずは自分の心にこう聞いてみてください。

「私って、いつもこんな風に迷ってなかったかな？」
「いつも、どっちが正解なんだろう？って考えてばかりいなかった？」
「間違ったらダメ！そんな不安が怖くて仕方なかったんじゃない？」

もし、この質問がＹＥＳだったら、まず意識するのは「自分には『間違ってはいけない！』という思い込みがあるんだな。」ということ。

次に、その思い込みから解放されることが大切です。

私たちの多くは、子供時代の教育から【間違わないこと＝正しいこと】だと思っています。でもこの考えが幸せにつながるかどうかは、じつは分からないんですよね。

間違わないようにするのは自分を変えようとしないということ。
それは、つまり新しい可能性を持った自分と出会えないことになります。

また、自分の人生を生きていないと感じるのは、周りの目を気にし過ぎてしまうからなんです。

本当はＡという選択肢が幸せへの道だと感じるけど、周りからどう思われるだろう？と思うと、つい周りと同じ道を選んでしまう人は少なくありません。

＊

今、あなたの選択が未来の幸せにつながるかどうかをチェックする方法があります。ちょっと想像してみてください。

Ｑ１、このまま時間が進んだら、自分の人生はどうなっているだろう？

Ｑ２、このまま時間が進んだら、私は幸せだろうか？

なんとなく未来のイメージができたでしょうか。

瞬間的に「あ、ちょっとマズいかも」と思った方。あなたは心のどこかで「自分を変えたい」と思いながらずっと先延ばしにしてきたのかもしれませんね。

イメージしてみて「うん！これで良いんだ」と思った方。あなたは自分らしい幸せを既に知っているか、安全な範囲だけで生きていこうとしているかのどちらかの可能性が高いです。

時間をかけても「ちょっと分からないな・・・」と思った方。あなたは自分の人生や、自分らしい幸せについてあまり深く考える機会が無かったのかもしれませんね。あるいは、どう考えたらいいのか、その方法が分からなくて悩んできた人かもしれません。

さらにもう1つ質問です。

Ｑ３、その未来は、あなたが欲しい未来ですか？

想像するだけで楽しくなってきたり、ワクワクしたり、じんわり心が満たされる感じがしてくるでしょうか？

それとも違う未来が良いですか？
もし違うなら、本当はどう生きたいと思っているのでしょうね？

＊

あなたが楽しいと思っていない人生には、周りで楽しんでいる人もいないはずですよね。

じつはこれが理想のパートナーや結婚、仕事、人間関係など、求めている幸せが手に入らない最大の理由だったりします。

大切な人をつまらない生き方・楽しくない人生につき合わせてしまう・・・そんな罪悪感があると、理想の幸せが受けとれなくなるんです。

もしかしたら、私たちが迷ってしまうのは「自分の生き方」が決まっていないからなのかもしれません。

生き方を変える。それは勇気が要ることですよね。ただほんの少しの勇気が未来を大きく変えていくことがあります。

それが良く分かるのが、たとえばあなたが同窓会へ行った時。

20代あたりでは周りとはそれほど違いはなかったかもしれません。でも30代40代と生き方が定まってきた頃に同級生と会ってみると、職業、家族、収入、持ち物はもちろん、話題、視点、まとっている雰囲気など、明らかに違いが感じられたのではないでしょうか？

それは積み重ねてきた時間、選択の違いとも言えます。

生き方を決めるのに必要なこと。

それは、自分のしたいこと、自分の喜び、願い、誰を笑顔にしたいか。自分が持っているもの、持っていないもの。人生を差し出してもかまわないくらい大事なものは何か？

自分を知ることが人生を変えるための秘訣なのです。

ただ、本当の自分を知ることが怖いときもあります。ダメなところも、出来ないこともたくさんありますからね。そんな自分なら見たくないのは当たり前です。

昔の私もどこかで自分自身から目を背けて、都合の良い部分だけを周りに見せようとしてきたので、どれだけ本当の自分を隠してきたんだろうと思うと恥ずかしくなります＾＾；

＊

でも、見たくない知りたくないと言って目をつむってしまうのは、目隠しをしたまま人生を歩いていくようなものかもしれません。つまづいたり、ぶつかって怪我をしたり、道に迷ってしまうこともあるでしょう。

たとえ勇気を出して目を開けてみても、何も無いように感じたり、落ち込むこともあり得ます。

そんな時に自分を知ることがイヤな分だけ、私たちは自分の外側を変えたくなるものです。仕事や服や車、つきあう人たち、とりあえず資格を取ったり、趣味を変えたり。

けっこう頑張ったのに、それでも人生があまり変わらなかったとしたら・・・自分が変わることだけを避けていたのかもしれません。

昔の私が感じていたのは「本当に真正面から自分を見つめたら、自分には何も無いことがわかってしまう。」それを受け入れたくないという不安だったように思います。

実際のところ、多くの人のカウンセリングをしていると、何も持ってない人なんて一人もいないと分かるのですけど、

隠してきた自分を否定している度合が大きい分だけ、そこと向き合った時に「自分には何も無い」と感じてしまうんですよね。

でも、仮に何も無いと感じたのなら、そこが人生の別れ道にすることもできます。そこからスタートにするのか、また目を背けるのか。

ここから始めると決めることができたら、見えてくるのは恐れや不安ではなく、人生のギフトなんです。

私たちはちょっと過剰なくらい自分を過少評価している気がしますからね。
もう自分を小さく扱うのは止めて、もっと自分を大切に扱うこと。そして自分の価値を受け入れることができるはずです。

＊

今日、ここから始めようと決めた人に、最初の一歩としてトライしてもらいたいことがあります。

ぜひ、あなたの信頼できる人たちに「私の良いところ（魅力、才能）はどこですか？」と聞いてみてほしいのです。

私たちが知っている自分自身はとても狭い範囲だったりします。なので周りの人に尋ねると、あなたよりも、あなたのことを知っていたりします。

教えてもらったあなたの価値を書きとめておいて、何度も読み返していくと心に沁みわたっていって、いつの間にか自己愛が高まっていることに気づけますよ。

もし聞きにくい場合は、先に相手の良いところを伝えてあげても良いですよ。すると、間違いなくその人は嬉しいでしょうから、その時点であなたは目の前の人を喜ばせることができる才能があることになってしまいますね。

そしてあなたの心にもう一度聞いてみてください。

あなたが本当の姿で生きるとはどういうことか？
本当の自分ならどんな態度で人に関わっているのか？
どんな姿勢で人生を歩いているのか？

人は本当の自分で生きていない時は、本当の幸せを受けとれないんですね。
私たちは自分に許可したものしか受けとれないからです。

自分の本当の人生を生きると決められたら、選択の悩み、迷ってしまうという問題からは縁がなくなってしまうんでしょうね。

※参考記事です↓こちらもどうぞ

「Ａ君かＢ君か迷ってしまうのは『正しい選択』をしようとするから」

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。

心理カウンセラー
近藤あきとし

★近藤の執筆したアメブロ【恋愛テクニック】のバックナンバーです。

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