3月31日をもって、根本裕幸カウンセラーが退職することとなりました。
カウンセリングサービスを立ち上げ、多くのカウンセラー／トレーナーを育てた、偉大な先輩カウンセラーです。
私自身もたくさんのサポートとアドバイスをいただいて、ここまで来ることが出来ました。
本当にありがとうございました。
私が最初に根本さんに会ったのは10年ちょっと前の、カウンセリングを受けようかどうしようか迷っていた頃だったように記憶しています。
ブログ自体はもっと以前から読んでいて、感情についての内容を分かりやすい理屈で語ってくれるので、ブックマークに入れた最初のカウンセラーだったんです。
何しろ、まずカウンセラーというのはどんな人なのか見てみようと、とりあえず心理学ワークショップへ行ってみたのでした。
五反田のゆうぽうとの５階に着くと、女性が１人で受付をしていて、その隣には眠そうな目をした男性が座っていました。
スタッフの人かな？と思いながら、部屋に入り席に座ってあたりを見回すと、満席の会場のほとんどが女性だったのを憶えています。
すごい人気だなあ思っていると、おもむろに先ほどの男性がジャケットを着て壇上でしゃべり始めたんですね。
「え！この人が根本さんなの！」
「このおじさんが？」（私と同い年・・・）
「なんか眠そうじゃない？」
今から思うといろいろ失礼な感想を言っていますが、当時の印象は本当にそんな感じでした。
しかし数年後に私もカウンセラーになり、立場が近くなればなるほど、根本さんのやっていることに驚かざるを得ませんでした。
その仕事の質も量も、カウンセラー／トレーナーとしての腕の冴えも、常に新しいものを勉強し取り入れてくインプットの量も、何もかも当時の私には遥か遠い地平にいるのを見ているような気がしていました。
私にはカウンセリングの先生と呼べる人が数名いますが、根本さんもその一人です。
その中で一番影響を受けていて、一番実践的なスキルを教えてもらっていて、そして一番身近に感じていたと思います。
それと一番お酒を飲みに行っていますね（酒量とお店をハシゴするスピードにも驚きました＾＾；）
もうとにかく、お世話になりました。ありがとうございました！しか思いつかないです。
根本さんに影響を受けたカウンセラー、こころの世界を大切にしたい人、癒しを与えていきたい人が、これからも様々な場所で活躍していくでしょう。
私もカウンセラーとして、クライアントの胸に眠る本来の望みをすくい上げること、そして丈夫なこころを育てていくサポートを通じて、今まで以上に活躍していきたいと思います。
独り言のような文章におつきあいいただき、ありがとうございました。
