いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
日々カウンセリングをしていると
「好きなことを仕事にしたいのですが、自分の好きなものが何かわからないんです」
というお話を聞くことが良くあります。
私自身30才を過ぎるあたりまでは、同じように感じていたのでその気持ちはよく分かります。
私がこれまで多くの人と話してきた中で気づいたのは、好きなことを仕事にして成功している人に共通しているのは、直感や感覚で「コレだ!」と感じて迷わずその道へ進んだ人と、
アレコレとにかく手を出して結果的に好きなものを見つけた人に分けられる、ということです。
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好きなものが何か分からない時というのは、
「考えすぎて動けなかったり、あるいはちょっとだけ何かに手を付けて、でもそれがホントに好きかどうか確信が持てずに、また考える。」
という行ったり来たりをしていることが多いものです(私もかつてはずっとそんな状態でした)。
当たり前ですが、探している時には何も身に付いてはいません。
しかし一つのことにのめり込んで没頭している時には、確実にその仕事で得られる技術やノウハウ、仕事に向き合う為のマインドなどは身に付いていきます。
好きなことが分からなくて、どうしたらいいかと悩んでいる現状を打ち破っていくとしたら、「いま出来ること」「目の前の仕事」をとにかく一生懸命に打ち込んでいくことです。
そして打ち込んでみた結果、一定の水準以上になったとき周りの評価がついてくるんですね。
頼られたり、任されたり、「この仕事ならあなたにお願いしたい」そう言われるようになっていくんです。
人の役に立てるという実感が「やりがい」となり、さらに「目の前の仕事に」打ち込みたいという気持ちを育ててくれるでしょう。
これが好きかどうかの確信はないとしても、
「どうしてそこまでやるの?」
「なんでそんなことまで知ってるの?」
周りからそう言われるくらいのめり込んで没頭しているときの情熱は、実は好きなことを仕事にしている人と同じくらいのエネルギーを発しているのです。
そして、人はその情熱のエネルギーに魅かれてあなたの周りに集まってくるんですね。
そして、もう一つとても大切なことはあなたがその仕事で誰を笑顔にしたいのか?ということです。
私たちが好きなことを仕事にしたいと思う心理の中心には、必ず笑顔にしたい誰か、幸せにしてあげたい誰かがいるんです。
そもそも仕事は誰かの役に立ち、幸せにすることですよね。
やりがいや充実感は自分一人だけではなく、喜んでくれる誰かがいてこそ本当に満たされていくものなんですね。
だとしたら、笑顔にしたい誰か幸せにしたい誰かの顔と、あなたの好きなことが結びついたとき、まだ発見していなかった「あなたがやる理由」のルーツにたどり着くことが出来るんですね。
あなたの人生の中でつながっている人たちが、その誰かです。
それが誰なのかが分かった時に、ビジネス以上の人間関係でのつながり、やりがい、喜び、そして人生の目的が手に入ってきますよ。
好きなことを見つけることが才能であるしたら、それは私たちがが幸せな人生を送るために最も大切な才能なのかもしれません。
そして、それは誰もが生まれ持っている才能です
ただ最初から、それに出会える人は本当に稀でしょう。
悩みながら、違和感を感じながら、あれこれ手を付けながら、「私はこれが好きだったんだ」と思えることにたどり着くんです。
あなたが好きを仕事にしたくて悩んでいるとき、笑顔にしたい誰か、幸せにしたい誰かの顔が見えているか?
あなたの心に問いかけて見てくださいね。
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