「自分は他の人からどう見られているんだろう?」と思うと、周りからの視線がとても気になってしまったり、
窮屈さを感じて、自分らしさが出せないことってありますよね。
「もしこれを言ったら、あれをやったらどう思われるだろう?」
と先にあれこれ考えてしまって結局何もしなかったなんてこともあるかもしれません。
また、意地になって頑張りすぎたり、必要以上に自分を守ろうとしてすごく疲れてしまったという経験もあるのではないでしょうか。
しかし実際には周りの人たちは思っているほど、私たちのことを気にしてなかったり、実は好意の目で見ているかもしれないのですが、何故かその可能性は私たちの心の中では見つけるのに苦労するくらい小さなものになっていることがほとんどなんですよね。
では一体どうしてそうなってしまうのかというと、自分で自分をいつも監視し査定していて、ジャッジし過ぎているからかもしれないんですね。だから、周りの人からも常に評価されているように見えてしまうのです。
自分を査定しては出来てないとジャッジし、ダメな部分を見つけ続けていると「ダメ出しセンサー」が私たちの中でドンドン敏感になることがあります。
そうなると、自分へのジャッジはもちろん、他の人のダメな部分も無意識のうちに見つけてしまうんですね。
もう、それはそれは上手に見つけ出してしまうものですから、あまりにもダメな部分が見え過ぎて、周りが自分をイライラさせる為にワザとやっているのかと思ってしまうこともあります。
自分にダメ出しし、周りも攻撃していたら、自分を好きになることなんて出来るものではありませんよね、そんな自分いじめを延々と続けていたら「私はダメな人間だから」「私って変なのかな」なんて思ってしまって、どんどん周りから距離を取ってしまい、気がついたら一人なんてことも珍しくありません。
時には自分を責めすぎて、私のように病気になってしまうこともあるでしょう。
そこから抜け出すためには、「今の自分を認めて」「そのままの自分を好きになること」が必要なのです。そしてその為に必要なコトは、実は自分だけではなくて、周りの人たちの良いところを、見つけて褒めることがとても大切なのです。
「ダメ出しセンサー」を「良いトコ探しセンサー」に切り替えて、どんどん伝えて褒めることをやってみるんです。
「この人の素敵なところってどこだろう?」
「この人はどんなことが嬉しいのかな?」
と考えながら関わり続けていきましょう。
褒められて悪い気になる人はいませんし、それが自分でも気づいていない長所だったりしたら、それを教えてくれた人のことはとっても好印象になりますよね。
すると徐々に周りはみなさんを求めてくれたり、優しくしてくれたりするようになり、みなさんが周りの人を大切にした分だけ、周りもみなさんを大切にしてくれるようになるのです。
これは心理学では『好意の返報性』と呼んでいるもので、良いことをしてもらったら、良いことで相手に返したくなるという心の原則なんです。
さりげなく自然に褒めて、周りに良い影響を与えられたら素敵ですよね。
自分を認めることは、最初は少し抵抗感もありますし難しくも感じますが、周りが認めてくれたことを受け入れられたら、その時にはみなさんがジャッジする人ではなく、自分も周りのみんなも、自然に認められる人になっているはずですよ。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます!