心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
私たちの対人関係にあらわれるパターンには様々なモノがあります。
- 先生や上司など目上の人といつも意見がぶつかって対立してしまう
- わざわざ選んでいるわけじゃないのに、好きになるのはいつも既婚者
- たとえ彼女であっても、感情的になっている女性は苦手で逃げたくなる
- 本当はみんなと仲良くしたいのに、自分から友だちを誘うことができない
などなど、それぞれの行動、態度、ふるまいは人によって違いますが、じつは共通しているモノが一つだけあるのです。
それは、ここで出てくるパターンというのは過去の誰かとの関係の中で感じた感情がベースになっていて、その感情から心理パターンがつくられているということ。
心理学では、こういった対人関係の心理パターンは、両親や家族との関係で体験した「愛と親密感」が、そのルーツになっているということが言われています。
あなたが、かつて誰との関係で「愛」が傷ついたと感じたのか?、「親密感」に痛みをおぼえることになったのか?
今起こっている問題の根っこの部分を見つめ直して、そこにある痛みを癒すことで、恋愛・会社・友人など対人関係の悩みが大はばに解消されいくことは良くあるんです。
過去に体験した出来事、感じた感情から作られてきた思い込みがパターンになり、大人になってからもあらゆる人間関係にネガティブな影響をあたえているとしたら、
今それらを見つめ直してみることは、あなたの人生にとても豊かな意味をもたらしてくれる可能性が大きいでしょう。
でも、過去の痛みを癒すといっても、あなたのこれまでが否定されるわけではないんですよ。
そのパターンを持ち続けてきたということは、昔は役に立っていたこともあるからなんです。
ただ、今はもう要らないモノになってきているので、問題を通してあなたが気づくように人生が仕向けてきていると考えてみてくださいね。
これもまた心理学ではよく言われる定説ですが、「問題(痛み)の影には、才能(癒し)が隠れている」という言葉があります。
あなたが体験した痛み、不満、不安は、心の傷やストレスをため込んで苦しむためではないんです。
これをきっかけに、あなたが本来持っているギフト(才能と魅力)を引き出して、もっと誰かを愛しながら生きるため、もっと幸せを感じるためにあるんですね。
※そして、どうやらこの種のテーマを抱えている人には「愛と親密感」に関わる才能と魅力があるようですから、今この記事が気になるあなたも本来持っているギフトだということです。
カウンセリングでは、このような両親との関係、子ども時代の体験を癒すための心理療法「インナーチャイルド・セラピー」を提案することがあります。
これは、過去に痛みを感じた時代に心を閉ざして成長を止めてしまった、自分の中の傷ついた内なる子ども(インナーチャイルド)にフォーカスをあてることで、ネガティブな影響をポジティブな才能に変えていこうという目的でおこないます。
あの時、お母さんに言えずに飲み込んでしまった言葉、お父さんの前で表現するのを止めてしまった気持ちを、今の自分が受け止めてあげることで、本来の心(感情)を取り戻し、止まっていた成長を促していくことを目指すものです。
それまでの過去の痛みを避けるための無意識的な選択(これがネガティブな心理パターンです)から、「本来の自分の心」が求める幸せを選択できる自分へ、心の奥にある「願い」の真ん中を生きられる自分に成長するための、とても有効な手法なんですね。
たとえば
- 自分らしくいても、周りは受けれてくれると心から思える
- 自分は愛されていいということに自信を持てる
- パートナーと良い関係を築きやすくなる
- 人と近づくことに不安よりも安心を感じられるようになる
などなど、ポジティブな影響に変えてしまうことができるのです。
★関連記事です。インナーチャイルドについても詳しく書いてありますので読んでみてくださいね。
2015/5/6「子供の日に残っていた宿題をする~復讐心の奥にあったモノ」
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6月17日(日)をお楽しみに。
それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように。
心理カウンセラー
近藤あきとし