浮気したり嘘をつく超自立男性が抱える心理について(4)~【アメブロ】恋愛テクニックより

いつもありがとうございます。

心理カウンセラーの近藤あきとしです。

4月14日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。
●浮気したり嘘をつく超自立男性が抱える心理について(4)

ここまで3回にわたってお送りしてきた『浮気したり嘘をつく超自立男性が抱える心理について』シリーズ。

前回は、超自立男性の「初恋での失恋の痛み」について詳しく解説しましたね。

その時は男性が彼女に振り回されたり、フラれたりしたケースを中心にお話しましたが、

逆に男性が彼女を振り回したり、何らかの理由で傷つけてしまったことの痛みを抱えるケースもあるんです。そういった場合、

「あんなに良い彼女を俺は傷つけてしまった!」
「だからこんな自分が幸せになってはいけない!」

こんな気持ちを強く感じます。みなさんご存知【罪悪感】というやつですね。

罪悪感を抱えていると、自分が幸せになることを許せません。

だから好きな人ができて、「この人と幸せになりたいなあ」という想いが芽生えてくると、とたんにそんな自分を責める言葉が呪文のように降りかかってきます。

「お前なんかに幸せになる資格があると思ってるのか?」
「昔の彼女を傷つけたお前に、パートナーを幸せにする力なんてあるのかな?」

最初のうちは幸せになるのが「怖い」感じがします。そのうち「幸せになってはいけない」になり、最後には「自分は幸せになれるはずがない」という思い込みを作りだします。

なぜなら、人を好きになるといつも感じるのは「最低な自分」だからです。

なので、近づいてきた女性に対して
「俺は結婚する気がない」とか、
「色んな人が好きなんだ」とか、
「つきあうとかって面倒くさくない?」

などという、幸せにならない(つまり自分の幸せを許さない)言葉を言うことも良くあります。

「あー、あいつもそうだわ」と思い当たる節のある読者もいるかもしれないですね。

※逆に最初は前向きな言葉ばかり言って、告白も彼からしたのに、急に悪い態度をしだしたり音信不通になったりするパターンもあります。これは感情を切り離している度合だけ、本心とは別の言葉を抵抗なく言えてしまうからです。

幸せを受け入れないため、一人のパートナーに入れ込まないための「浮気」や「嘘」が必要になってしまうんです。

誰かを本気で好きになってしまったら、今度は失うことの怖さに襲われることになりますから。

だから本命のパートナーを持たないことも多いですね。Aさんとダメになったら、Bさんのところへ。Bさんとも上手くいかなかったら、今度はCさんへという具合です。

心の奥の痛みを感じないように、痛みを隠すために作り上げた、偽りの自立という人格を超自立男性は懸命に保とうとしています。

遊び人(プレイボーイ)タイプは、「浮気・嘘つき・冗談ばかり言う」
標準タイプは、「ハードワーク・理論的・冷静で理性的」

という人格を守ることが最大の目的になってしまうんですね。

これが「補償行為」という、罪悪感を感じないための埋め合わせの行為であることに気づかず、ただの防衛だったことも忘れ、幸せを受けとることよりも、24時間いつでも超自立という人格を守ることにエネルギーのほとんどをつぎ込んでいる、というわけなのです。

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さて、彼の側の心理はこのあたりまでにして、超自立男性を好きになる女性のお話もしていきましょう。

まず間違いなく情にあつく世話好きですよね。そして自分よりも周りの幸せを考えてしまう人です。

ついつい他人の面倒をみたくなってしまうんですよね。

なので、相手が何か問題を抱えていると、いつも「私が何とかしてあげる側」で「彼が問題を持ってくる側」というポジションがお馴染みになっていたりします。

上に書いたような男性は「自分は最低だ」という罪悪感を抱えていることは分かりやすいと思うのですが、

このような問題を抱える男性に対して「私が何とかしてあげる」と思ってしまう女性には、「無価値感」が心の奥に横たわっていることが多いのです。

「誰かの役に立てていない自分はダメだ。価値が無い。」と思ってしまいがちなところに心当たりはないでしょうか。

自分が周りの人のために動けていないだけで、何だか悪いような気持ちになって不安に襲われたり「罪悪感」を感じやすいです。

また、好きな人の役に立てている実感が無いと、それだけで相手との関係が離れていくように感じてしまう人も少なくないですね。

そんな恐れを感じないためには、いつも誰かを助けているという、埋め合わせの行為が必要になるのです。

・・・なんだか最近聞いたような話ですね。

じつは、これも先ほど出た「補償行為」なんです。無意識的に自分のネガティブな感情を隠すための行為なんですね。

彼も彼女も、表面的な行動は違っていても、お互いに抱えていたのは「自分には価値が無い」という感情だったというケースは、カウンセリングをしていると本当に多いのです。

お互いに自分が抑圧して潜在意識に隠している感情を、相手の中に見ていたとしたら、本当に何とかしたいのは自分の罪悪感・無価値観なのかもしれません。

※コチラの記事は参考になると思います↓

いつも「パートナーを助ける恋愛」ばかりしているというあなたの真の才能(その1)https://kondouakitoshi.jp/archives/65910590.html

ここを越えていくために大切なのは、やっぱり「自己肯定感」を育てること。

私たちは誰もが、例えば「人には優しくするべき」「困っている人は助けないといけない」などの、無意識的に自分に課している決まり事があるものです。

それ自体は悪いものではないのですが、その決まり事を守れなかった自分に対して「だからダメなんだ」という、自分へのNGを出すことへ利用してしまうと、これは自分を縛る制限という鎖になってしまいます。

「彼の役に立てていない私」に対してですら、「でも、できない時もあるよね。」とOKを出せる自分の優しさを信じてみてもらって良いでしょうか?

どんな自分もまるごと受け入れられる心の器が、あなた備わっていることを信頼してみませんか?

そんな自分の優しさを受け入れられると、なんだかちょっとだけ今までよりも素直な自分が出てきたりします。

すると、すでに今まで周りに与えてきたこと、自分の価値に気づくことがあります。自分の中にあった優しさや愛を受け入れることができてしまうことがあるんです。

その瞬間に心を縛ってきた鎖が解けはじめます。

今までだったら「私が何とかしないと」という不安と心配に巻き込まれていたのが、少し離れたところから「見守ってみようかな」という、これまでとは違う方法で彼と関わることもできるようになれるんです。

「私が自分の中の愛に気づけたように、きっといつか彼も自分の中にある愛に気づける」ことを信じてあげられたら、心配ではなく信頼がベースの関係性を築くことができそうです。

まずは、あなたが自分の心をどこまでも大切に扱うこと、何よりも丁寧に受け入れていくこと。そこから始めてみましょうね。

ひとまずこのシリーズは今回で終わります。次回からまた別のテーマをお届けしていきます↓

***

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

心理カウンセラー
近藤あきとし

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