心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
5/8のオンライン講座『嫉妬してしまうのはなぜ?~問題と魅力は裏表~』をご視聴いただいた皆さんありがとうございました。
今日は講座中の質疑応答で回答しきれなかったご質問にお答えしたいと思います。
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まずは1つ目のご質問から、
A,ご質問。ありがとうございます。
こちらは講座の内容への質問というよりも、ご相談になりますかね?
まさに講座で解説した嫉妬の感情、「私には手に入らない何かを、他の誰かは持っている」「私は●●にはなれない」のを感じていらっしゃる訳ですね。
過去のパートナーにはかつて子供がいたことがある。また別のパートナーには死別した奥さんがいて、「わたしは前の奥さんのようには愛されない」、あるいは「彼はきっと前の奥さんの方が良いと思っている」そんなネガティブな思いで苦しくなってしまうのかもしれませんね。
また子供を授かることができなかったことに、自分を女性として不十分に感じて罪悪感・無価値感に苛まれてしまうのかもしれません。
>他の事はがんばって何とかなる事はあっても子供を持つ事は年齢でどうにもならないですよね。
「結局どうがんばったところで、どうにもならない。」ここにあなたの最も強い自己否定がありそうです。
うまくいかない。どうにもならない。
この感情を使ってあなたが証明したいのことって何なんでしょうね?
先日の講座でお話させていただいた<心の層>はこんな感じでした。
<嫉妬の心の層>
【嫉妬心】攻撃性、素直になれない、嫌味、正当化…表面に出てくる言動
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相手の価値・良いところを見ている…「うらやましいなー」「欲しいなー」という気持ち
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あの人はOK、私はNG。無理・手に入らない・できない…【比較と競争】※嫉妬をつくっているのはこの層
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罪悪感・無価値感・自己否定(自信がない)…痛みの層。すべての言い訳の源
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本当は欲しい・できる。本当は手に入れられる(既に持っている)…ここに本当の感情がある
1段目が心の表面に出てくる感情で、下に行くにしたがって心の深い所にある感情をあらわしています。
4段目にある赤字の【罪悪感・無価値感・自己否定】の層は、自分のすべての価値を台無しにするくらいの強い痛みが埋まっている部分です。
詳しい事情を伺えないので、あなたの悲しみと痛みを癒すのはカウンセリングで扱っていただくとして、講座のテーマである嫉妬から抜け出すためのヒントをお話しますね。
あなたが「子供をもつ」ことで得られる感情。感じたい気持ちはいったいどんな感情でしょうか?
あなたにとって、子供が何のシンボルになっているかを読み解いてみることは大きな意味があるはずです。
そして、そこで「感じたい感情」が本当に欲しいものではないでしょうか。
自分が産み育てるやり方以外で、その感情と同じかそれ以上の喜びを感じられるとしたら、いったいあなたの人生にどんな生き方が用意されていると思いますか?
これから出会うパートナーは、きっとあなたの一番の悲しみを受けとめて共感してくれる人です。大きな悲しみを越えた先につながりを感じられるような、強い絆を育んでいける関係性が待っているはずですよ。
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次に2つ目のご質問、
A,ご質問ありがとうございます。自分が嫉妬しているということを相手に理解してもらうには?ということで良いでしょうか。
講座でもお話した通り、嫉妬は感じている自分自身の内面のテーマなので、自分が向き合えるかどうかが大事なんですよね。
ですので、相手に理解してもらえるかはあくまで相手次第になってしまいます。
ですが、もしあなたが特定の相手に対して嫉妬を感じていて、どうにかしたいと考えているなら。
相手に直に伝えてみるのがイイと思います。(その人とある程度の信頼関係があるのが前提ですが)
「じつは私、あなたのことずっと羨ましいと思っていたんだよね。」
「気を悪くしたらごめんね。私、あなたに嫉妬しちゃってたんだ。」
腹を割って打ち明けてみると、意外にもその相手もあなたに嫉妬している部分があった、なんてことを逆に打ち明けられるなんてエピソードを聞くことは、カウンセリングでは少なくないんです。
どの順番で解放するか?については、上の質問で出てきた<心の層>を降りていく順ですね。
「うらやましいなー」「私も欲しいなー」を認めるところから、いったい私は相手のどんな価値を見ているのかな?という眼差しを持てる素直さが大切です。
仮に、あなたが嫉妬を感じたくなくて(「あんなの欲しくないもん」ということにして)その相手と違う方向へ行こうとすると、ずっと「本当に欲しいもの」からズレたものを追いかけてしまうことになりかねませんからね。
そう考えると、嫉妬が苦しい時というのは、じつはあなたが本当に願っていることと向き合うタイミングが来ていることを教えてくれているのかもしれません。
「欲しい!と願うこと」にOKを出して「本当のあなたを生きる」チャンスが来ているみたいですね。
※参考記事です↓こちらも読んでみてください。
次回オンライン講座で講師をするのはまだ未定ですが、決まり次第わたしのブログと『神戸メンタルサービス』のHPでお知らせしますね。
それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごせますように。
心理カウンセラー
近藤あきとし
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