心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
毎年感じますが、今年もいつの間にか大晦日です。
今年は思いもよらない特別な年になりました。そして多くの変化を受け入れていく年でしたね。
今までの当たり前が次々に崩れていく中で、先が見えない不安を抱えながら、ギリギリを耐え抜いてきた方。
経験のない問題に悩み、状況が変わるごとに考え方・やり方を変えながら、どうにか危機を切り抜けてきた方。そんな気持ちで1年を生き抜いてきた人がたくさんいたことと思います。
カウンセリングでは、そうした不安な思いを打ち明けてくださるお客さまの心を受けとめると同時に、この状況から希望を見出して、前へ進もうとする皆さんの姿に、私の方が勇気づけられることも何度もありました。
でも、皆さん無理をして力を振り絞っていたわけではなかったんです。
あくまで自分の本来の在り方を取り戻すことで、あるいは自分らしい魅力や才能を発見することで、「次の自分」へ成長するプロセスを辿っているという感じ。
そんな、皆さんが生まれ持っている自然なたくましさ、本来の強さに出会う場面に数多く立ち会わせていただけたことは、私にとっては思いもよらない歓びでした。
次の時代を幸せに生きるためには、まだ気づいていない次の新しい自分に出会うことが大切なのかもしれません。
来年はそうしたサポートを必要とする方たちとご縁がありそうな予感がしています。
*
余談ですが。
年末というとベートーベンの第九交響曲が思い出されます。
私は大学で第2外国語にドイツ語を選んでいて、いつだったか忘れましたが、合唱(歓びの歌)の部分の歌詞を訳してみたことがありました。と言っても、当時の私には詩が難解すぎてあまり意味が分からなかったんですけどね。
ただ最近になって、ふとグー○ルで検索して色々な人の訳を読んでいたら、歌詞のある一節が今年はひときわ意味のあるものに感じられたので、ここでご紹介したいと思います。
「あなたの魔法の力は、日常が切り離してしまった私たちの生き方を、もう一度結びあわせることができる。そしてすべての人々は親友となる。」
(※グー○ル翻訳で訳した文章をさらに私が意訳しました)
さらに、この詩の全体を読んでみて私なりに解釈すると、
信じること
繋がる(一つになる)こと
人を愛すること
それらが私たちみんなにとっての本当の歓びになる、そう歌っているように感じます。
これから迎える次の時代を幸せに生きるために、とても大切なメッセージとして受け取れるような気がします。
そんな想いで今年の第九交響曲を聴いてみるのも良いかもしれないですね。
ついつい余談が長くなってしまいました。
それでは、皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごせますように。
そして、2021年があなたにとって素晴らしい年であることを祈っています。
心理カウンセラー
近藤あきとし
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