いつもありがとうございます。
失恋や離婚などの経験から、喪失感という傷をかかえてカウンセリングに来られるお客さまとお話する機会はとても多いです。
「こんなに傷ついたのは、彼(彼女)を好きになってしまったからだ」
「だからもう二度と誰かを好きにならない!恋愛(結婚)なんてしない!」
心の痛みが大きいほど、そんな気持ちになってしまうこともありますね。
ところが、そんな想いを抱えながらしばらく恋愛をしていなかったのに、ふとしたことで心が躍るような相手が現れることがあったりするものです。
みなさんも「もう恋なんて」と思っていたのに、「これって運命かも?」と感じてしまう人に出逢ったことはないでしょうか?(私はありました)
傷つかないように警戒して閉じていた心の扉の鍵を、思わず緩めたくなるような魅力的な男性(女性)が現れたら、「また恋愛をしてみるのもいいかな?」なんて思ってしまうこともあるかもしれませんよね。(私はありました)
でも、こういったタイミングで出会った人は、ほぼほぼ8割以上は理想のパートナーと言えるのに、なぜか自分とのちょっとした違いに違和感を感じたり、お互いのズレが気になってしまうことが良くあります。
会いたい時に会えなかったり、約束をしていたデートがドタキャンになったり、向き合いたい時に急に距離をとられたりして。
心は久しぶりの刺激でアップダウンを繰り返して舞い上がっていたのに、一気に突き落とされてしまったような感覚になって、相手に振り回されているうちに、あっという間に上手くいかなくなって短期間で関係が終わってしまった・・・
読者のみなさんの中にも、こういった体験があるという人もいるかもしれませんね。(私はありました)
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そんな、長い間眠らせていた「恋をする心」を目覚めさせてくれるような相手を『リハビリくん』(女性なら『リハビリちゃん』)と言ったりします。
過去のハートブレイクの痛みが徐々に癒えてきて、「またパートナーを見つけてみたいな~、でもどうしようかな~」となんとなく思った頃に現れる、なぜかとっても輝いて見える、心躍らせてくれる人です。
そして、たいていあっという間に恋に落ちてしまいます。
ただ残念なことに、『リハビリくん』の役目はあなたの恋をするハートに再び火をつけるところまでなので、その先の関係性は期待できないんですね。
彼らの目的は、あなたがもう一度心を開くためのきっかけ、チャンスを持ってくることなんです。
だからあなたのパートナーになるにはほんの少し不十分な人でもあったりするのです。ホントに残念ですけれど。
見方を変えると、彼らに「素敵な人だなあ」と感じた分だけ、あなたの恋するハートのリハビリを見事成功させてくれた人、とも言えるのではないでしょうか。
次にパートナーと出逢う準備をするため、あなたの心を解きほぐすために、ボランティアとして登場してくれたんだと思ってみると良いかもしれません。
実際に『リハビリくん』の次に出逢った人が本命だったというお話はよく聞きますしね。
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もし今、あなたが過去の失恋の傷から立ち直りつつあるところで、もう一度パートナシップに希望を持ちたいと思い始めているなら、
いつか『リハビリくん』が現れることがあるかもしれません。ひょっとすると、もう出逢っている人もいるかもしれませんね。
彼はあなたにとってほとんどOKな男性なのに、ほんの少し決定的に合わないところがある人のはずです。
でも、だからといってスグに手放さないといけないわけではないんですね。
あなたが彼に感じている「ほんの少しだけど、決定的に合わない部分」はどんなことなんだろう?そこを慎重に見ていくことが大切なんです。
恋をする心のほかに『リハビリくん』が持ってきてくれるプレゼントは、「あなたが本当に大切にしたいものは何か?」に気づかせてくれることだからです。
「惜しいんだけど、この人とはここが合わないのよね。」という譲れない部分はどんなことでしょうか?
例えば
- 気が向いた時だけ連絡をするんじゃなくて、お互いに相手を思いながら細やかにやりとりをしたい
- 急に「今日は空いてる?」と聞かれるのではなくて、前もって予定を決めてデートの約束をしたい。
- 丁寧な言葉で誠実に話し合える人がイイ。
- 二人の関係性に腹をくくって向き合ってくれる人とつきあいたい。
などなど・・・
その譲れない部分を、変に妥協したり無理をして譲らないことも、自分を愛する力を育む助けになります。
あなたが幸せになるためにどうしても必要なものに気づく力、大切にしたいものを大切に生きる力を目覚めさせて、その能力を十分に発揮できるよう文字通り「リハビリ」してくれる存在が『リハビリくん』なんですね。
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リハビリくんは彼らの意志ではなくて無意識的にボランティアとして現れるようですので、ひょっとすると、私たちが自分自身で「心を開く準備をしてくれる相手」を無意識のうちに選んでいるのかもしれません。
そう考えると、あなたも気づかないうちに、あなたの周りの誰かの「恋するハートの立て直し」を応援してきたということになります。
誰もが、誰かの『リハビリくん(ちゃん)』になる可能性があって、出逢いや関わりを通して、相手の次の場所での幸せを応援しあっているとしたら、私たちは本当にお互いさまの関係で成り立っているということですね。
それに、自分の存在だけで誰かのサポートになってきたとしたら、そのままの自分に価値を感じられて、自然と自己愛が高まりそうです。
もし「今、好きなあの人は、もしかしてリハビリくん?」と思ったかたは、彼との関係性の向こう側に、自分の幸せがあるかもしれないと思ってみてくださいね。
あなたが、彼のほとんどOKな部分ではなく、どうしても譲れない部分の方を
「私はここを大切にしたい!私の欲しいのはこれなんだ!」
と本気で言えた時が、次に出逢う本命のパートナーに向き合う準備ができた時かもしれません。(あるいはリハビリくんが本命に成長して戻ってくるか、ですね)
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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。
それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!
心理カウンセラー
近藤あきとし
★【好評です】超自立タイプの男性との恋愛シリーズ
★近藤の執筆したアメブロ【恋愛テクニック】のバックナンバーです。
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