こんにちは、心理カウンセラーの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
カウンセラーという、人の変化に立ち会う仕事をしていると、よく感じることがあるんです。
それは、人は自分の中にある純粋な願いや夢に気づいたとき、表情も雰囲気がガラッと変わっていくということ。
そうすると不思議と周りから助けの手が差し伸べられたり、応援してくれる人が現れたりすることも多いんですよね。
ただ、多くの人が自分の願いや夢を語るのを「恥ずかしい」と感じていたり、人の評価を気にして自分を隠して生きていたりするのも、また事実で。その結果、どこかスッキリしない気持ちを抱えたまま、「これじゃないんだよな」という感じで過ごしていたりします。
たしかに、自分を出していくと周りと違う部分が出てくるので、「それ、ちょっと変じゃない?」なんて言われる経験も、正直あると思います。
でも周りに合わせて無理をしている人より、周りと違っても自分を大切にしている人の方が、他人のことも尊重できている気がします。
我慢している人ほど「私だって我慢してるんだから、あなたも我慢しなさいよ」って言いたくなってしまうものなのかもしれません。人は自分に許可できているものしか、周りにも許可できないですから。
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もうひとつ、カウンセリングをしていて感じるのは、私たちの悩みの大半は「自分に対する嘘」から生まれているんじゃないか、ということです。
本来の自分を偽って生きているからどこか息苦しくて、自分らしさも出せない。目の前の問題をいくら解決したところで、それ自体が偽りの悩みだったりするので、一向に幸せに近づけない。そんな話をたくさん聞いてきました。
逆に言うと、自分がついていた嘘に気づいて、本来の自分で生きると決めた瞬間から、本当の人生が始まるんだと思っています。
じゃあ私たちはどんな嘘を自分についているのかというと、
「本当は夢を目指したいけど、無理だから諦めよう」
「お金を貯めたいけど、まあ無くてもやっていけるし」
「本当は仲直りしたいけど、自分から謝るのは嫌だな」
「パートナーは欲しいけど、出会いもないしね」
どれも聞いたことがある言葉じゃないでしょうか。もう一度よく読んでみると、気持ちがふたつに引き裂かれている感じがしませんか。
どうして自分の気持ちに嘘をつきたくなるのかというと、やっぱり不安があるからなんですよね。
失敗したらどうしようとか、断られたら嫌だなとか。そういう不安に耐えられないから、「だったら、もういいや」って諦めたことにしてしまう。
私たちが望むものを手に入れられない大きな原因のひとつは、この「不安という感情から逃げたくなる」ことにあります。出来事から逃げているというより、感情レベルで「不安を感じたくない」から逃げている。ここは、わりと大事なところだったりします。
今なにか悩みがあったり、目標を立てたのに一歩を踏み出せないとしたら、その裏側にもそんな不安が隠れているのかもしれません。だとしたら、どんな不安を抱えているんでしょうね。
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不安感は一体どうやって生まれてくるのかというと、そのルーツは親との関係から始まると言われています。
生まれたばかりの私たちがまず必要とするのは、親の愛情ですよね。無条件に受け入れてくれて、泣けばミルクをくれて、生きるために必要なものを与えてくれる存在。
そのおかげで「親は自分を愛してくれる」「どんな自分でも受け入れてくれる」という安心感が育っていきます。それが外の世界にも広がって、「みんな自分を受け入れてくれる」という世界への信頼になっていくわけです。
自分を取り巻く世界を信頼できるかどうかの土台になるのは、つまるところ「私は大切にされる存在なんだ」「ここにいていいんだ」という安心感なんですよね。
でも子どもの頃、両親のケンカが絶えなかったり、家族の問題があったりして、家の中で安心感が十分に感じられなかったとしたら。心の中に不安定さを抱えたまま育つことになります。「自分は受け入れてもらえないのかな」と感じていたら、世界に対して不安でいっぱいになるのも、自然なことですから。
学校でも職場でも「受け入れてもらえていない」感覚があると不安になって足が遠のく。これは誰でも一度や二度は経験があると思います。ただ、このパターンを何度も繰り返しているとしたら、子どもの頃に感じていた不安が影響しているのかもしれません。
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この不安感には、大きくふたつのパターンが考えられます。
ひとつは、親から十分な保護が得られなくて安心感の土台が育たなかった場合。
もうひとつは逆に、親が過保護だったり、先回りして子どもの問題を解決していた場合です。失敗して自分で試行錯誤する機会がないと、自信や安心感が育っていかないですからね。
もちろん、親にも親の事情があったはずです。余裕がなくて上手に愛せなかったり、与えたくても難しい状況だったり。
だから、まずは自分の過去に何が起きていたのかを知って、当時の痛みをそのまま受け止めること。そのうえで、大人の事情も「そうだったのかな」と理解してみる。そういう順番なんだと思います。
もし、いま感じている不安が自分を幸せから遠ざけているとしたら、ちょっと自分に問いかけてみてください。
「この消えない不安は、何が無かったからだと感じているんだろう?」
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今、心に浮かんできたものは何でしょうか。
それが、あなたが本当に欲しいと願っているもののはずです。
私たちは、過去にもらえなかった(と感じている)愛情を求めて、この世界をずっと彷徨っているようなものなのかもしれません。
パートナーや上司、友達なんかに「理想の親」を重ねて、「昔もらえなかった愛を、この人からもらいたい」と期待してしまう。でも相手は親ではないですから、そうそう期待通りにはいきません。そうすると失望して、また別の人を探すパターンを繰り返してしまう。
大事なのは理想の親を探すことでも、愛してくれなかった親を責めることでもなくて。もらえなかった愛情を理解したうえで、「自分があげられる人になる」ことなのかなと思っています。
私たちがこれまで受け取ってきた愛情も、過去に誰かが「なかったものを、あげられるようになろう」と思って運んできてくれた愛だったりします。自分の期待通りではなかったかもしれないけれど、与えられていた愛は確かにあった。
それに気づくことも、今のあなたならできるはずです。
その愛を与えてくれた人も、「あげられる自分になれたこと」をすごく幸せに感じていたんじゃないかなと思うんですよね。「愛させてくれてありがとう」って。
「もらってないから、誰にもあげない」のか。「もらってないからこそ、与えられる人になる」のか。あなたはどちらを選びたいでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回を楽しみに待っていただけたら嬉しいです。
皆さんが毎日を健康で、心穏やかに、優しい時間を過ごせますように。心から応援しています。
心理カウンセラー
近藤あきとし

