いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
日々カウンセリングをするうえで、私がいつも自分に対して確認していることがあります。
それは「私はクライアントさんのことを何も分かっていないし、何も出来ない」ということです。
私はカウンセラーにとって(おそらく退陣援助職すべてに言えますが)、「自分は分かっている、出来る」と思いこむことは、新しいものを生み出す妨げになってしまうのではないかと思っています。
なぜなら、始めから「これ」という答えや正解を持ってしまったり、自身の能力に対する過信があったりすると、
本来であればクライアントさんとの間にあるはずの自由で無限にある可能性の扉を閉ざしてしまうからです。
当たり前かもしれませんが、未知に対してしか、知りたいという意欲は湧いてこないのでしょうね。
分からないという前提を持っているからこそ、「どうしてなんだろう?」という、クライアントさんをもっとよく知りたい気持ちが心に湧いてくるんです。
私は、カウンセリングには常に新しい創造があるものだと考えています。
それは私だけでも、クライアントさんだけでも生み出せないものです。
二人で取り組みながら、その関係の間に全く新しい何か(感じたことの無かった感情や、新しい物事の捉え方や理解、自分の人生の意義の発見など)を創出できるからこそ、カウンセリングにはいつも新しい感動があると感じています。
その感動が、私にもみなさんにとってもより自分らしく満たされて幸せになるための前向きな力になります。
その経験が、私たちの心に「今を生きている」という実感としてしっかりと根を張ってくれるんですね。
心理カウンセラー
近藤あきとし