依存的なパートナーにうんざりしたら

いつもありがとうございます。

心理カウンセラーの近藤あきとしです。

6月30日に【アメブロ】恋愛テクニックに掲載した記事をご紹介いたします。

 ●依存的なパートナーにうんざりしたら・・・

前回の記事では、年上好みの男性の心理についてお話しました。

いわゆる男性社会でうまくいかずに傷ついてきた分だけ、年上の女性の母性に甘えたくなる気持ちが強い男性たちについて解説しましたね。

今日はそこから続く内容になります。ちょっと甘えたな年下の彼がいる、または(年の差に限らず)依存的なところのある彼と、どうしたらもっと良い関係になれるかについてお届します。

前回の記事の最後で

パートナシップはどこまで行ってもお互いさま。

彼があなたの前に現れたということは、あなたにとって必要な出来事だったはずなんです。

そこにどんな意味があるのかを受け取れれば、あなたが抱えてきた傷みや問題から解放されることができますからね。

ということを書きました。

もし、あなたが彼の甘えてくる態度にうんざりしていたり、依存的なところにイラッとしてしまうことが多いとしたら、こんなことを心のテーマとして見つめ直してみてもイイかもしれません。

それは、パートナーの依存心というのは、じつはあなたの「恐れ」のシンボルになっていること。

そして、本当は誰かに満たしてもらいたい欲求、甘えたい気持ちを映し出している(投影している)ということです。

依存的なパートナーとつき合っている人は、ほぼ間違いなく自立的な人なんですよね。

心の世界では「自立」というのは、「依存」を嫌って抑圧した上に作られていくものです。

なので「自立」の皮を一枚めくるとその下には「依存」が隠れています。

私たちは誰かに「依存」しなければ生きていけない時代がありますが、そこで傷ついた度合だけ自分の中の「依存心」を嫌い、遠ざけようとします。そして一人で生きていけるよう懸命に「自立」という生き方を守ろうとします。

ということは「超自立」して生きている人の心の奥には、ドロドロした「超依存」が詰まっているわけです。

人の心というのは無意識的にバランスを取ろうとする性質があるので、あなたが「自立」に傾くほど「依存」を出してくるパートナーが目の前に現れる可能性が高くなります。

カウンセリングでは、ふだんは温厚でおっとりしている性格なのに、依存的な彼とつき合うとイライラを我慢できなくなって感情的になってしまう、という女性クライアントとお会いすることは少なくありません。

よくあるのは、家族関係、特に母親との間に葛藤を抱えているケースです。

たとえば・・・

・感情的で、コントロールが強いお母さんといつも衝突してきて「ああはなりたくない」と思ってきた。

・心配症で不安ばかり言うお母さんの支えになろうと、自分の感情を抑えて母親の母親役をつとめてきた。

・寂しかった気持ちをお母さんに受けとめてもらえなかったので、我慢して一人で何とかしようとしてきた。

というお話は良く聞きますね。(母親との関係はあくまで典型的な例なので、実際にはさまざまなケースが考えられます)

こういった人たちは早いうちから大人にならざるをえなかっただけに、社会に出てもうまく立ち振る舞うことができたり、仕事でも認められてポンポンと出世している場合も多いのですが、

こと恋愛となると、一気に相手との心の距離が近くなり、親密感が高まるので、それまで抑えてきた感情が動きだしてしまうんです。

ふだんは温厚だったり、冷静だったり、理性的でいられるのですが(感情的・依存的なお母さんとは逆の要素)、パートナーが依存を出せば出すほど、ずっと長い間我慢して抑圧してきた欲求が刺激されてしまうので、イライラしたり時には不満を彼にぶつけてしまうようになってしまうんです。

せっかく自分が満たすことをあきらめた欲求や、隠してきた依存心だったのに、彼が当たり前のように甘えてきたり、人に頼ってばかりの態度を見せられると

「いい加減にしてよ!私がどれだけ我慢してきたと思っているの!」

という気持ちになってしまうからなんですね。

※ちなみに、ここで彼女側の抑えてきた感情が一気に依存心として噴き出して、子供時代の感情を取り戻そうと彼よりも依存的になってしまう場合もあります。

これは心理的には、依存的なパートナーに嫌気を感じ始めたときというのは、じつは私たちの心の中に、満たされていない欲求や期待が隠れていることを教えてくれているときだと言えます。

ただ、あなたが依存を嫌っている分だけ、同じくらいの度合で依存的なパートナーを嫌ってしまうのです。

逆から言えば、あなたの抑圧してきた未完了の感情を癒すことができると、パートナーの依存にイライラしたり、それを無理して抑えたりせずに向き合えるようになれるわけです。

大人として振る舞っている分には問題なく社会生活ができているようでも、自立の皮をペロっとめくると、

「私、全然愛されてなかった」
「ずっと寂しかった、でも言えなかった」
「私なんていない方が良かったんでしょう?」

そんな痛みを抱えている小さな子供が、心の中に隠れていたりするんです。

カウンセリングであれば、おそらく「大人の私が小さな子供の私を愛してあげる」ようなセラピーで癒す提案をするでしょう。

また別の視点から考えると、

心の中に「依存は悪いこと」という思い込みがあるはずですので、その誤解を解いていくことをオススメするかもしれないですね。

自立している人は、無意識に何かに依存することでバランスをとっていることが多いんです。たとえば仕事・趣味・買い物・お酒などなど、「これがないとやっていけない」と思っているモノですね。

そして、その依存しているものに気づいて手放すチャレンジをします。やり方はケースバイケースなので詳しいお話を聞きながらになりますが。

手放した分だけその依存していたモノとの関係に自由さを感じられます。フラットな感情でいられる分だけ「依存」を嫌わずにすむようになれるというわけです。

すると、時には相手を信頼したり、お願いして委ねたりと、依存側に立って助けてもらうこともできるし、時には自立側に立って相手を支えることもできるようになれるのです。

記事の最初のあたりで、パートナーの依存心は私たちの恐れのシンボル、と書きました。

「隠してきた自分と向き合うことの怖さ」を、あなたはパートナーに見てしまうからです。

しかし、同時にこうも言えるのではないでしょうか?

「パートナーは、あなたの満たされなかった痛みを癒し、パターンを変えるチャンスを持って現れた」

これから生きていきたいのは「今までと変わらない自分」と、「パターンを変えてもっと幸せを感じられる自分」と、どちらだと思いましたか?

あなたの心の中にある「自分を変えていく力」と「勇気」を信頼してみてくださいね。

自立と依存をお互いに自由に行ったり来たりできる関係が築けたら、パートナシップの楽しみがもっと広がりそうです。

***

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに↓

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

心理カウンセラー
近藤あきとし

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