あなたが父親から受け取ったものは?(その1)

いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。

●あなたが父親から受け取ったものは?

2016年の年末は(と言ってもついこの前ですが)、カウンセリングの中で父親との関係を見直していくプロセスを多く扱った印象がありました。

恋愛や夫婦関係などパートナーシップのお悩みをカウンセリングしていると、クライアントさんと父親との関係をお聞きすることは少ないないのです。

もちろん母親との関係も同じように重要なのですが、今日は父親との関係性と、そこから何を受け取っているのかについてお話ししたいと思います。

私たちにとって父親という存在からどういった影響を受けているのかというと、当然ですが赤ちゃんだった頃は、初めて出会う「男性」ですよね。

そこから成長とともに父親にどんな姿を見て、どう認識しているかというと
・男の子にとっては「大人の男性としての見本」
・女の子にとっては「理想のパートナーの見本」

となります。

「そんなこと考えられない」と思ったかたもいるかもしれませんが、子供の頃のことですからね。みなさんがまだまだパパとべったりだった頃のことです。

さて、そのパパとの関係がどうであったか?ということでどんな影響が出てくるかというと

父親が大好きだった場合、
・男の子は「僕もお父さんみたいになろう!」
・女の子は「大きくなったらパパみたいなパートナーと結婚したい!」

と思うでしょう。

もし父親を大嫌いだったとしたら、
・男の子は「僕はあんな父親みたいな大人には絶対にならない!」
・女の子は「お父さんみたいな男とは絶対につき合わないわ!」

と固く心に誓うかもしれません。

(あくまで典型的な例の話なので、みなさんそれぞれの事情とは違う部分もあると思いますが、そういうものかと思って読み進めてくださいね)

仮に、今は「あんな酷いヤツが私の父親なんて!」と思っていたとしても、本当に小さい頃はごく当然に父親の態度・言葉・考え方・価値観などを一生懸命に真似て、コピーしながら成長してきたはずですよね。

でも、だんだん大きくなってきて友達の親と比べたり、学校へ行くようになって周りの親をたくさん見たりすると

「どうしてうちの父親はああなんだろう?」

と疑問をもつようになって、あれこれ批判したくなって「反面教師」にすることもよくあることです。

大事なことは、どちらにせよ父親が基準となっていることです。

極端な話、自分の生き方を決める際に父親と同じ方向を見てそちらに進むのか、真逆の方向へ進むのかということになるのかだけなんですね。

どちらにしても「父親のイメージ」が私たちの人生に大きく影響しているのは間違いなさそうです。

私たちの心の中には、父親という存在があらわすいくつかのシンボルがあります。
たとえば「力強さ」「権力(パワー)」「安定と安心」「保護してくれる」などがそうです。

もし家庭内で厳然とした権力者のようにふるまっていたり、社会的に認められる地位にいたりすると、そのイメージはさらに強くなるでしょう。

心の中で上記のような要素を持った父親と親密さやつながりを感じられていると、その子供である自分にも父親と同じ要素があるという感覚を持ちやすくなります。

たとえば父親に対して、

・どこで何をしても稼げる経済力がある。
・困難を跳ね返す強い精神力を持っている。
・苦難を糧にできる知恵と行動力を備えている。
・いつも傍で支えてくれて頼りがいがある。

などのイメージをみなさんが持っていたとしたら、

そんな父親から「いつも守られている安心感」「どんな状況でも越えていけるパワー」「いざとなったら頼れる存在」などの感覚を、子供のみなさんも心の中に「自分のものとして」感じることができるんですね。

私たちは徐々に自立しながら、父親から離れて、大人になるプロセスを通して、こういった要素を引き継ぎ成長していきます。

ここを上手く引き継いでいけると、進学・就職・転職・結婚など人生の節目やステージが変わる場面になっても、正面から向き合い乗り越えていけることが多いんですね。

世界へのゆるぎない信頼感を得られたり、人生が安定したものになったりしやすいのです。

上に書いたことは比較的関係が上手くいっていた場合ですが、もし父親への否定的な気持ちが強かったとしても、もう一度きちんと向き合ってみることで、受け取り切れなかった影響を取り戻すことができます。

今「あんな父親みたいになりたくないんだけど」と思った人いますよね。

大丈夫です。あくまで「あなたはあなた、お父さんはお父さん」なので、どこまでいっても別の人、別の人生なんです。同じにはなりようがないのですから。

お父さんも人間ですから100%あなたの期待に応えてはくれなかったでしょう。ダメなところ悪いところもあったと思います。

ただ100%悪い人だったかと言えば、良いところもあったはずなんですよね。

お父さんの全部を愛そうとか、全部を信頼しようとか思う必要はないです。

でもあんな人でも、これはお父さんなりの愛情だったなとか、ここは信頼できるなという部分を見つけることはできそうではないですか?

昔は見えなかったですよね。子供だったのですから無理もないことです。

大人になった今ならどうでしょうか?もしかしたら子供時代に見ていたお父さんの年齢にあなたも近いか超えているかもしれませんよね。今のあなたは完璧な人になれているでしょうか?

一つの方法としてですが、かつて父親との絆を感じた思い出・場所・写真などを探してみると良いかもしれません。どんな想いが湧きあがってくるでしょう?

「私、お父さんのことをけっこう好きだったんだ」

ただそれだけを素直に感じられただけで、ずっと依存的だった人の心に土台ができてしっかりとしだしたり、不安定な生き方をしてきた人の人生が安定してくることは珍しくないのです。

もし仕事や恋愛、人生に安定を感じられないとしたら、もしかしたら父親から受け取り切れていなかった何かがあるのかもしれません。

まずは父親に対してどんなイメージを持っていたか?そこから自分の心を見つめ直してみると、今年はこれまでとまったく違う豊かさを感じられる年にできるかもしれませんよ。

続きを次回にお届けしますね。

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

心理カウンセラー
近藤あきとし

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