いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
男女関係がある程度の期間続くと、
ほとんどのカップルに生じるのが
「主導権争い」という問題ではないでしょうか？
これはつまり、「自分のやり方」でいくのか？
「相手のやり方」でいくのか？という争いです。
・デートはどこへ行くか
・休日の過ごし方
・趣味に対して
・お金の使い方
・掃除のやり方
・家事の役割分担
・子育ての方針・考え方
などなど・・・
ありとあらゆるトコロで出てきます。
そして、自分が何かのジャンルで負けた時には
次は勝ちたいという意識がとても強くなり、
相手を負かそうとやっきになってしまうこともありますよね。
この時、私たちはどちらかが勝ってどちらかが負ける
Ｗｉｎ or Ｌｏｏｓｅ という競争の連鎖にハマっているのです。
競争状態に陥っているときの根底にある心理は
「ここには全員の取り分は無い」というものです。
相手に勝って全てを手にしないと自分には何も残らない、
０（ゼロ）しかないという、言わば飢餓感に近いものがあるからです。
すると結局、どこかで勝っても仕返しをされたり
妬まれたり縁が切れたりと、最後には誰もが負ける競争を
私たちは気づかずに、ずーっと繰り返しているのかもしれません。
じゃあそんな時には、相手の求めていることを汲んで
そこに寄り添っていくことが良いのでは？と思うかもしれませんが
じつは、本当に必要なことは
まず自分の心に寄り添うことだったりします。
（たとえ無理をして相手に譲っても、
それは罪悪感や犠牲からの行為なので
自分は苦しくなり、相手は不満が溜まってしまうからです。）
相手を負かすことに夢中になり過ぎて、
自分の本来の望みから遠ざかってしまうと
いつの間にか欲しかったはずのものが見えなくなってしまいます。
自分の心とつながることで
本当に望んでいたもの、あるいは
こんな自分で在りたかったという想いとつながる。
それが感じ取れた先に、
「自分とパートナー」でつくるパートナシップの在り方や
二人がともに進むことで受け取りたい幸せがどんなものであるのか？
が見えてくるわけです。
そうして、ようやく自分の真実をパートナーに伝えることができるんですね。
自分の心の真実を感じ取ってコミュニケーションするからこそ、
パートナーが伝えてくれる真実も受け止められるようになれるのです。
勝ち負けでもない、全部ひとり占めするでもない、
自分の心に寄り添いつながることで見えてくる真実の先に
本当に欲しかったパートナーとの信頼や絆が感じられるんですね。
こういった学びをさらに深く、心の癒しを通して体験できるチャンスがあります。
みなさんで一緒に勝ち負けの世界を超えて行きましょう。
一人ひとりが自分自身の真実につながれたら、
競争の先にある、「信頼」の世界というのは
意外と近くに感じられるんじゃないかと私は思っています。
それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように。
近藤あきとし
