心理学ブログ連載シリーズ– category –
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第11回『助けたくなってしまう人の心理』 ◆◆もしもあなたに世界が救えるなら◆◆
第8~10回で書いた「苦行マニアのあなたへ」シリーズの中で、苦行してしまうのは過去の罪悪感がその原因となっていることをお話しました。 子供時代に親を助けたかったけれど、それが失敗したことで傷つき、罪の意識を感じてしまい、自分を罰するように苦行を繰り返してしまうのだと。 ではなぜ、子供は親を助けられるだけの力が無いにもかかわらず、無謀とも言える、大人を助けようとするチャレンジを試みようとするのでしょう? -
Vol.4~「初期段階の心理と接し方のコツ part.1」
私が最初にうつ病の兆候らしい変調を感じたのは、10年近く前のまだ会社員 だった時代のある休日のことでした。 当時はハードワークで仕事に依存していて、土日も関係なしに働いている状態でした。 たまの休日にすることと言えば、部屋で寝ているか、インターネットをして、 時にはドライブに行ったり、本屋で立ち読みをして帰りにラーメンを食べて…。 書いていて悲しくなってきますが、それが当時の私にとっては、数少ない自分の 時間だったんです。 その“ある休日”は昼まで寝ていようと思っていたのですが、どうにも落ち着かず、 じゃあドライブをしに千葉から伊豆まで行ってみるかと、車を出してみたものの どうしてか遠くへ行こうとすると、不安感で胸が苦しくなってしまったんですね。 -
第10回『苦行マニアのあなたへ3』 ◆◆もしもあなたに世界が救えるなら◆◆
今回は、苦行をしてしまうあなたへ向けて、手放しのお話です。 もしあなたが、今も苦行をしている気がするのであれば… まずは今まで自分はよく頑張ってきたと、褒めてあげませんか? ついつい苦行を続けてしまうのは、過去の罪悪感が動機になっていることが原因かもしれないんです。 笑顔にしてあげたかった人がいたけれど、失敗したと思っていたり、身近にいつも辛そうな顔をしていた人がいたり、あなたより先に苦行をしている人がいませんでしたか? -
第9回『苦行マニアのあなたへ2』 ◆◆もしもあなたに世界が救えるなら◆◆
前回の記事で「苦行」をしてしまうのは、心が過去のある時点を 向いているからであり、罪悪感を感じていることが動機となって、 「過去の罪」を「現在の苦行」を続けるコトで償っているという お話をしました。 罪悪感という感情のルーツを遡っていくと、ほとんどが私たちの 子供時代に、その根っこを持っていると考えられられるのです。 -
Vol.3~「周りにいるからこそ気づけるサイン」
もし、みなさんの家族やパートナーなどの大切な人が ある日突然、変わってしまったとしたら、 どう接してあげたらいいのでしょうか? 昨日まで元気で明るく笑っていたその人が、 人が変わったように無口になったり、落ち込んだままになったり、 死にたいと口にしだしたら… うつ病は誰でもかかる病気だというコトは、最近よく話されていますが、 うつ病患者を、周りで支える家族を始めとする支援者が 患者本人をどう支えていったらいいのか、を教えてくれるところは まだまだ少ないように思います。 -
第8回『苦行マニアのあなたへ』 ◆◆もしもあなたに世界が救えるなら◆◆
みなさんは、表向きには良い人で、誰にも頼らず自力でがんばっているけどどこか苦行や修行のような気配が漂って、周りの人が見ていて辛くなってくるという誰かや、シチュエーションに心当たりはないでしょうか? 私はサラリーマンの頃はまさに、この苦行を続けていました。 -
第7回『怒りのパターン3』 ◆◆もしもあなたに世界が救えるなら◆◆
これまでのポイントとしては ◎怒りを溜め込まないように、自分の中の些細な怒りに気づくこと。 ◎怒りの下にはネガティブな感情が隠れているので、そこを見つめて 素直な感情を相手に伝えていくこと。 によって振り回されることなく、怒りと向き合うことが出来るということでした。 -
Vol.2~「幸せのリーダーシップ」
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。 心理カウンセラーの近藤あきとしです。 私は今ではこうしてカウンセラーとして多くの方と関わる仕事が 出来るようになれましたが、うつ病からリカバリーを果たして それなりに立ち直れたと感じられるまでには長い時間がかかりました。 -
第6回『怒りのパターン2』 ◆◆もしもあなたに世界が救えるなら◆◆
前回の記事「怒りのパターン」では、 自分の中の些細な怒りに気づくことが大事というお話をしました。 些細な怒りは気づかないうちに飲み込んでしまいがちだからです。 いつの間にか限界を越えて一気に爆発という最悪の事態になる前に早めに対処しましょうということでした。 今回は、その次には何をすればいいのか?ということについて考えていきたいと思います。 -
第5回『怒りのパターン1』 ◆◆もしもあなたに世界が救えるなら◆◆
「怒り」という感情は、感じていて気持ちのいいモノではありませんし 非常に強いエネルギーを持っていますので、扱い方の難しい感情と言えるでしょう。 我慢して我慢して、耐えきれなくて急に爆発してしまうことがあると、 自分も嫌な気持ちですし、ぶつけられた方もその度に辛い思いをするのでは たまりませんよね。出来ることなら、なるべく上手に付き合いたいものです。