いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。
先日、無料相談コーナーへの回答を掲載させていただきましたが、今日は少し別の角度からお話したかったことを書いてみたいと思います。
最初に回答した記事を読んでみてくださいね。↓
今回、相談してくれた方へお答えした中では『寂しさ』という感情を中心にお話をしました。
これをもう一つの見方で見つめ直してみると、より本質的には『愛されることが怖い』という問題があることが分かってきます。
『愛を失ってしまうという恐れ』が強い、と言ってもいいでしょう。
「いつか失ってしまうかもしれないのなら、最初から愛なんて持たないほうがまだマシだ!」
そう感じるからこそ、愛されることが極端に怖くなってしまうんですね。
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愛情には『誰かからもらう愛情』と『誰かに与える愛情』の2つがあります。
もらう愛情は、もらえなくなってしまったと感じた瞬間に消えて無くなったように感じます。
しかし、与える愛情というのは、私たちが与えることを止めるまで無くなることはありません。
だから愛情を与える人には幸せな状態が続くんですね。
※もし直感的にそうすることが苦しいと感じるなら『犠牲』のパターンがあるからかもしれません
私たちが、愛情に対して恐れを抱くのはほとんどが『もらう愛情』に対してです。
もし、あなたが誰かを愛し続けていたら、パートナーが思うように愛をくれなかったとしても、あなたからパートナーへの愛は感じ続けられるはずです。
またパートナーが過去に与えてくれた愛も感じることができるでしょう。
だからこそ、過去におつきあいしていたパートナーに感謝できる人がいるわけです。
みなさんの過去の恋愛を振り返ったときに、かつてのパートナーに対して、
「いろいろあって別れてしまったけど、あの人と出会えて本当に良かった」
と、感謝とともに思い出せる相手ってないでしょうか?
そんな気持ちが心にあることに気づけた人は、今はその相手からの愛情は与えられなくなっていても、過去に与えてもらった愛情に対して今も感謝を感じているのです。
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『愛されることへの恐れ』を心理パターンに持つ人は、心の中の過去の痛みや、そのルーツに向き合い、癒すことで現在の問題を乗り越えることができます。
それは、過去の恋愛での痛みであったり、親子関係で傷ついたこと(多くはこちらです)がルーツになっているかもしれません。
私がカウンセリングで、よく行っているセラピーを一部ご紹介しましょう。
ちょっと想像してみてくださいね。
かつてあなたが愛していたのに、愛情を止めてしまった人は誰でしょうか?
もっと愛を送りたかったのに、諦めてしまった相手は誰でしょうか?
その思いついた誰かに、今日はもう一度あなたからの愛と感謝を送ろうと思ってみてください。
私たちは、誰かを愛しているときに最も幸せを感じることができます。
その瞬間、過去の痛みも観念(思い込み)も手放すことができます。
恐れの世界から解放されて、過去の問題を現在で繰り返さなくて済むようになるんですね。
いま、あなたの心に暖かいものや満たされる感覚を感じられたでしょうか?
じゃあ今度はそれを使って、誰を満たしたてあげたいですか?
そう考えている今この時、あなたは『愛を与える人』になれているということです。
それでは、今日がみなさんにとって素晴らしい日でありますように。
※続きは↓コチラです
ネガティブな感情をコミュニケーションするには~「愛されることが怖い」とき(2)