本日から新しい心理学シリーズを始めました。
≪もしもあなたに世界が救えるなら~自分を愛する心理学~≫
もしかしたら、ずいぶんと大層なタイトルだと思われるかもしれませんね。
このタイトルにしたのはそれなりの理由があるのですが、その前に少しだけ私の話をさせてくださいね。
私はうつ病になったことがきっかけでカウンセリングを受けるようになり、その中で自分を癒すこと、自分を認めること自分を受け入れることを知りました。
それまでの私は誰にも心の中を打ち明けず、自分を隠しながら生きてきました。
自分のことが大嫌いで、こんな自分を他人に知られたらきっとみんな私を見捨てていくのだろうという考えを信じ切っていたので、誰かといる時には常に周りの役に立つ自分を演じているしかありませんでした。
でも、ほんの少し自分を「良く頑張ってきたじゃないか」と認めても良いのかもしれないと感じ始めてから、それまでの他人の期待に応える為の自分ではなく、本来の自分、自分の好きな自分で生きるということを徐々に受け入れられるようになっていったのです。
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それでも、今も他人が怖いことは変わりませんし、誰にも受け入れてもらえないんじゃないかという恐怖も相変わらず心に浮かんでくるので、私が人の中に入っていく時にはいつもチャレンジの気持ちと、やっぱり後に下がりたいという気持ちのシーソーが揺れ動いています。
ただ、そこはあまり変わってはいなくても、心の中に信頼できる誰かを一人でも招き入れることができると、そこに繋がりが生れ、安心を感じれられることが少しずつ分かってきたのです。
この人の言っていることだから信じられると思えるし、厳しい言葉を言われても傷つかなくなります。
私が初めてそう感じたのは、最初に出会ったカウンセラーとの
関係からでした。
そしてカウンセリングを受け始めて数ヶ月経った頃、自分の中のある変化に気がつきました。それは私の周りから苦手な人や嫌いな人が極端に減っていたことでした。
急につきあう人間関係や、環境が変わったのではなかったと思います。おそらく、それまでとほとんど周りは変わってはいなかったはずでした。
では何が変わったかというと、私の周りを見る目が、世界を見る目が変わってしまったということだったのです。
他人は自分の鏡で、周りの世界に見えていたものは私の姿だったとしたら、私が自分の嫌いな所や、弱い部分を愛そうとした時に、周りの苦手な人、嫌いだった人たちを愛してあげられるようになったのかもしれません。
なぜなら、その人たちに見えたのは私自身だったでのですから。
それまで他人の99%は、私を傷つける敵のように感じて自分を守ることばかり考えていたのに、いつの間にか他人に近づき、愛そうとしていたなんて過去の自分からは想像も出来ないことでした。
でも世界はいつの間にか変わっていたのです。
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私たちが自分を愛し、幸せになることはもはや義務なのかもしれません。それはとても自然なことだと思えます。
あなたが自分自身を愛し始めた時、それが周りから愛される始まりでもあるのです。自分をほんの少しでも好きになることが、あなたが本来の自分で生きる為の大切な鍵なのです。
あなたが自分自身を愛し、幸せだと感じられた時、きっと周りの人はあなたのように幸せになりたい、あなたのような生き方をしてみたいと思うでしょう。
だから「もしもあなたがあなた自身の世界を救うことができたら、周りの人の世界も救って幸せにしてしまう、かもしれない」のです。
それがもっとも簡単に、自分と周りを幸せにする生き方ではないでしょうか。
このシリーズでは、そんな自分を愛する為のヒントをみなさんと分かち合っていきたいと思っています。
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