男性の前だと気持ちを隠してしまうのはどうして?(1)~【アメブロ】恋愛テクニックより

いつもありがとうございます。
心理カウンセラーの近藤あきとしです。

●男性の前だと気持ちを隠してしまうのはどうして?(1) 

女性の友だちと一緒の時には飾らずに自分らしくいられるのに、(気になる)男性の前だと心を開けない。なかなか恋愛に発展していかない。

女性のクライアントさんからそんなお悩みを伺うこともあります。

たとえ運よくつきあうことができてたとしても、自分を出せないのでとてもしんどいんですよね。

ホントは苦しいのに気持ちを伝えられなくて、感情が自分の中でグルグルしてしているのをじっと耐えていたら、彼から「つまらないの?」と聞かれてしまったり。機嫌が悪そうに思われてしまったり。

そんな自分が恥ずかしかったり自己嫌悪してしまったりして、いたたまれなくなって急にその場から離れてしまうことを繰り返していたら、彼のほうが「僕は嫌われちゃったのかな?」と誤解したり。

自分を隠して嫌われないようにふるまうことがつらすぎて、自分から関係を壊してしまうという人もいました。

こんな時にはどんな心のテーマとして見ていったら良いのかというと・・・

これまで何度も書いてきたことではありますが、今日はあえて超基本に戻ってみたいと思います。

女性にとってはお父さんというのは「大人の男性の代表」であり、「男性のイメージ、男ってこういうモノ」のシンボルでもあるわけです。(男性からするとお母さんが大人の女性のシンボルになります)

ですので、子供の頃のにお父さんを怖いと感じてあまり近づけなかったり関わりが薄かったりすると、男性に近づくのがなんとなく怖く感じたり、緊張してしまったりするなど、抵抗感を感じてしまうことがあります。

ちなみに男性の先生や上司との関係がうまくいかないと言われる人は同じ心理があります。

お父さんは家庭の権威者という部分もありますから、学校や職場の権威者である先生や上司にお父さんのイメージを重ねてしまうことで同じ感情が出てくるのです。

あるいは、仕事人間で家にほとんどいないお父さんだった場合には、子供からすると見捨てられたような気持ちになって、男性を信じられずにいつも疑ってしまうこともありえます。

逆に、存在感が無かったり、病気がちだったり、働かなかったり、ダメなお父さんのイメージが強いと、

と決めて、早くから自立した生き方になる傾向が強いのです。なので男性を頼りにしないとか、最初からいない者のように扱っていくうちに、心の中から男性という存在を消してしまう人もいます。

個別に挙げていけくとキリがないですが、こういったお父さんとの関わりから感じた心の痛みが、男性の前で気持ちを隠してしまうことの「どうして?」の理由なんですね。(もちろん父親の影響がすべてではありませんが)

そんなことを思われたかたもいるのではないでしょうか?

成長したことで大人の事情が分かったり、親を理解できるだけの成熟さをもてるようになってきたことで、昔とは違う関係になれているという人ももちろんたくさんいます。

ただ、それは大人の心で感じていることで、子供の心で感じた痛みは潜在意識の中へしまわれているんですね。

ふだんは思い出しもしないし、何も影響を感じることもないでしょう。

しかし、男性との関係に同じようなパターンが繰り返されたり、本当に大切にしたい人が現れた時に思うように関係を築けなかったような時には、しまわれていた痛みが心の奥から表面に浮かび上がってきているということです。

きちんと感じられなかった感情というのは、私たちの潜在意識の中にしまいこまれていると言われています。

ほとんどの人にとってお父さんとの関わりというのは、生まれてから現在までの人生の歴史がある分だけ感じてきたはずですから(無意識的に感じていた感情も含めて)、たくさんの感情がしまわれていてもおかしくはないんですね。

それだけ我慢してしまった寂しさや、無かったことにしてきた悲しみが、私にはあるのかもなあと思うことが、あなたの痛みを癒すための最初の一歩になります。たとえ今はほとんど自覚できなかったとしても。

たとえばイメージ力を使って、お父さんの姿を想像してみてもいいでしょう。

そんなやり方で感情と向きあって解放してあげることもできます。

上にも書きましたが、長年の積み重ねで心にはたくさんの感情や想いが詰まっていることも多いです。そして感じたくない痛みもたくさんあるはずです。

その分、触れなくて済むよう扉を固く閉ざしているものや、まるで海の底深くに沈めているようなものもあるでしょう。

だから、いざトライしてみたときに何も感じられなくても少しもおかしなことではありません。そういった場合は私たちカウンセラーなど専門家に頼ってみてくださいね。

カウンセリングでは、今回のようなテーマを持っているクライアントさんにイメージを活用したセラピーを提案することがあります。

セラピーを体験したあとで、皆さんよく言われるのが、

という言葉です。私たちはそれだけ無意識のうちに感情を抑えているようですね。

人によってはある程度長いカウンセリングのプロセスのなかで、何度もお父さんと向き合うイメージに取り組むこともあります。

ただ、無理をしてまで痛みと向きあう必要はないですよ。できることから一歩ずつ進んでみようと思ってみてください。

男性との関わり、コミュニケーションに今よりも少しでも自由さ、軽さを感じられることを目指してみましょうね。

あなたが誰かを好きになって生きていくことが喜びになるように願っています。

次回も続きをお届けします↓

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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。次回もお楽しみに。

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

心理カウンセラー
近藤あきとし

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